「アウトプット大全」効果的な本の読み方を徹底解説
こんにちは、あきやまです。
電車でよく見かける「アウトプット大全」がとてもためになったので、ご紹介します。
この記事ではザックリとした内容と、抑えるべきポイントを解説します。
細かい内容はぜひ本編をご覧ください。(って思ったんだけど結構細かく書いちゃった)
記事の最後にAmazonのリンクも貼っておきました。
目次
「アウトプット大全」の詳細
「アウトプット大全」ってどんな本?
精神科医の樺沢紫苑(かばさわしおん)さんが脳科学や心理学などあらゆる学問を駆使し、アウトプットの大切さや効率的にアウトプットする方法を科学的に述べた本です。
そもそも「アウトプット」って何?
「インプット」は脳の中に情報を入れること(入力)。
「アウトプット」は入ってきた情報を出力すること。
つまり「読む・聞く」はインプット、「話す・書く・行動する」がアウトプットです。
3日前の昼ご飯を覚えていますか?
人間の脳は使わない情報、つまり必要でない情報は忘れるようにできています。
これを踏まえると、本を読む(インプット)だけでは意味がありませんね…
だからアウトプットが必要なんです!!アウトプットをして、脳に「重要な情報」と認識させなければなりません。
重要な情報として長期間記憶させておくには、インプットしてから2週間の間に3回アウトプットすればいいんだそう。
インプットとアウトプットの比率は〇:〇!?
大学生を対象にした研究では、勉強時間の平均的なインプットとアウトプットの比率は、「7:3」だったそうです。
しかし!コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験によると、
「3:7」が最も効率的だったそうです!
つまり教科書をじっくり読むより、問題を解きまくったほうが効率がいいんですね。
フィードバックも忘れずに
アウトプットが終わったら、次はフィードバックです。
フィードバックとは、アウトプットで得られた結果を修正することです。
学生時代勉強(インプット)してテストを受けます(アウトプット)。その後答え合わせをし、間違えを修正(フィードバック)しましたよね?これが最も大切なんです。
間違いをアウトプットしていたら意味がないですよね。そうならないように、
インプット⇒アウトプット⇒フィードバック⇒インプット⇒アウトプット⇒…
を繰り返す必要があるんです!
「アウトプット」の具体的な方法
ここからは、アウトプットの具体的なやり方を解説します。
全部話すとアレなので(察してねw)、私のオススメを3つ紹介します。
①話す
1つ目は「読んだこと・見たこと・聞いたこと」を人に「話す」ことです。
ちなみに「メモの魔力」著者の前田裕二さんは、会社で隣の席の人に「これから毎朝、昨日読んだ本の内容を聞いてくれないか」と頼んでいたそうです。これなら誰にでもできますね。(隣の人にはいい迷惑ですけどw)
②手で書く
2つ目は「手で」書くことです。
ある研究によると、「手書きでノートをとった」グループのほうが、「ノートパソコンでノートをとった」グループより、良い成績を上げ、より長期的に記憶し、新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあったんです。圧勝ですね。
③議論する
3つ目は「議論する」ことです。
これは一番「フィードバック」しやすいです。大切なのはただ議論するのではなく、意見が食い違った時、相手の意見を持ち帰って再調査することです。
理屈屋の人は良くやっていると思います。
ちなみに、同じジャンルで議論できる相手がいない場合もあると思います(私もしょっちゅうあります)。その場合別の本を読み、前読んだ本との整合性をチェックします。
特に化学は日々進歩します。昨日まで正しかったことが、今日覆ることもあります。なので、自分の中だけでもいいから「フィードバック」することは大切です。
以上が僕のオススメです。簡単でしょ?
本編には他にもいろいろな方法が紹介されているので、ぜひ読んでみてください!
「アウトプット大全」の感想
間違った勉強法
日本の教育ではアウトプットにそこまでの時間を費やしていません。授業では一通り教えて、最後に何問か問題を解いて終わり、という流れではありませんでしたか?
ですが、記憶の定着という面ではインプットよりも大切だということは明白です。
そういった意味では、教育の方針が変わらない日本はフィードバックができていないわけですね。
読書の質
この本に出会って読書の質が大きく変わりました。一週間前に読んだ本の内容を言えるかと聞かれたら、答えは「NO」でした。
ただ、読んだ内容を話して・書いて・議論するだけで答えは変わります。
そろそろ読むだけの読書、やめませんか?
最後に
「アウトプット大全」いかがだったでしょうか。少しでも興味を持ってくれたらうれしいです!
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学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
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